
書類にサインではなく印鑑を押すという文化は、日本ならではのものともいえます。重要な書類に押す大事な印鑑もあれば、遊び心満載のポップな印鑑まで、バリエーションは無限大です。一般的には既製品を購入することが多いかもしれませんが、オリジナルの印鑑をオーダーメイドできるサービスも存在します。
ここでは、オリジナル印鑑についてとりあげます。
オリジナル印鑑の作り方
印鑑をオーダーメイドする方法は、大まかに2種類に分けられます。あらかじめ用意されているテンプレートを利用する方法と、いちから自分でオリジナルのデザインを作成する方法です。さくっと簡単に印鑑を作りたいという人は、前者の方法を利用するとよいでしょう。
オリジナル印鑑を作成できるサービスは、インターネットで検索するとたくさん出てきます。使い勝手の良さそうなところをいくつかピックアップして、自分の好みのデザインがあるサービスを見つけます。あとはオーダーフォームに従って、必要項目を埋めていくだけで、あっという間に発注完了です。
最短で当日の発送も可能という、スピード対応をしている業者もあります。選べるテンプレートは業者によって異なりますが、主なものには住所印や社判、氏名印などがあげられます。書体やレイアウトなどを選択できるケースも多いので、テンプレートといえどもある程度の自由度はあるようです。
価格も数百円程度からと、リーズナブルな点もうれしいポイントでしょう。既製品では丁度良いものが見つからなかったという場合は、オリジナル印鑑をおすすめします。
データを入稿して完全オリジナルの印鑑を作る
自分で作成したデザインを使って、オリジナル印鑑を作成することもできます。イラストレーターやフォトショップといったデザインソフトを使える人は、ぜひオリジナルのデザインを作って印鑑にしてみてください。世界でただ一つしかない、オーダーメイドの印鑑を格安料金で発注することができるのです。
入稿するデータの形式については、業者によって異なりますので事前に確認が必要です。対応しているサイズも各業者ごとに多少の違いは見られますが、小さなものなら2ミリ四方、大きなものなら270ミリ程度といったことろでしょうか。
大型の印鑑なら文字数が多くても収まるでしょうし、文字以外のイラストなんかも入れられるかもしれません。会社やお店のロゴマークを印鑑にしても、幅広い使い道があってよさそうですよね。また、デザインソフトで作成したデータだけでなく、手描きのイラストにも対応しているケースが少なくありません。
デザインソフトは使えないけどイラストを描くのは得意という人は、ぜひ手描きのイラストを印鑑にしてみてください。独特の味わいがあって、注目を集めるかもしれませんよね。
ゴム印とシャチハタはどっちがおすすめ?
オリジナル印鑑を作成する際に、ゴム印とシャチハタのどちらにするか迷うこともあるかもしれません。重要な書類に押すための印鑑でなければ、個人的にはシャチハタをおすすめします。シャチハタならスタンプ台が必要ないので、いつでもどこでも簡単に印鑑を押すことができます。
ゴム印によくありがちな、インクがかすれるというミスも起きにくいです。きれいに押したつもりが、印鑑の端っこが少しだけかすれてしまい、再度押し直す羽目に、そんな悔しい思いを日本人なら誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
インクが浸透しているシャチハタなら、そんなミスとも無縁です。ポンポンと快適に、気持ちよく印鑑を押せますよ。一方で、ゴム印にもメリットがあります。スタンプ台を変えたら、いろんな色の印鑑を押すことができるのです。
黒や赤といったスタンプ台が一般的ですが、他にも緑や青などさまざまな色が用意されています。シャチハタの場合は途中でインクの色を変更することはできませんが、ゴム印の場合はスタンプ台を変えるだけでよいので、コスパに優れているともいえますよね。
注文の流れ
オリジナル印鑑を作成しているのは、ほとんどがオンラインショップです。したがって、すべてのやり取りはオンライン上で行います。インターネットにアクセスできる環境であれば、パソコンからでもスマートフォンからでも、便利に注文することができます。
時間帯も特に関係ないので、自分の好きなときに注文すればOKです。インターネット通販で買い物するのと、たいして変わりはありません。注文する印鑑を選択したら、クレジットカードなどの支払い方法や住所、氏名などを入力して、注文を完了させましょう。
あとは郵送で印鑑が届くのを待つだけです。時間指定が可能なケースも多いので、確実に受け取れる時間を指定しておくとよいですね。支払方法を銀行振込にした場合は、振込の確認ができてから配送されるのが一般的です。
少しでも早く印鑑を受け取りたいという人は、クレジットカード払いを選択するようにしましょう。クレジットカード払いなら即座に支払いが確定するので、スピーディーに対応してもらえます。また、銀行振込の場合は、別途手数料が発生することもあります。
特別な理由がない限りは、便利なクレジットカード払いを選択するのがおすすめです。
印鑑をプレゼントする
日本の印鑑は、外国人にも人気があります。海外ではサインが一般的なので、日本のような印鑑は存在しません。そのため、日本ならではの珍しいお土産として、外国人観光客の間で広まっているようです。アルファベットで彫られた印鑑は日本らしさが感じられないので、外国人の名前を漢字に当てはめて彫るのがウケています。
たとえば、LEWISは「留偉寿」、KARLYは「果里」といった具合です。外国人からすると漢字はクールなイメージがあるようで、タトゥーやTシャツなどでもよく見られますよね。プレゼントとしても印鑑は喜ばれますので、海外の知人に贈るのもおすすめです。
こだわりの漢字と書体を組み合わせて、クールな印鑑をプレゼントしましょう。
アイデア次第でいろんなオリジナル印鑑を作成できる
オリジナル印鑑は、安いものなら数百円程度から作成することができます。あらかじめ用意されているテンプレートから選択する方法の他、デザインソフトなどで作成したオリジナルデザインを入稿する方法もあります。早ければ即日の発送が可能という業者もありますので、急ぎの場合でも便利に利用できることでしょう。
手続きもオンライン上で完結するので、手軽に注文できますよ。